神は愛ですから、主イエスは地上におられた間、二つのことを行なわれました。地上の人が神を愛し、神を礼拝することができない唯一の原因は、人が罪を犯したからであることを、主は知っておられます。罪人は滅び、地獄に下るべきです。ですから、主は来てわたしたちのために十字架上で死に、わたしたちの罪を担って、わたしたちが滅びないで永遠の命を得るようにしてくださいました。罪人は地獄に行くべきであり、主イエスは来て十字架上で人のために死なれ、人の罪を担ってくださったとわたしたちが言うのを、あなたがたはしばしば聞いてきました。なぜ、わたしたちがこのメッセージをあなたがたに宣べ伝えているのか、ご存じでしょうか？　人が一つの罪を一秒間でも犯すなら、それで地獄へ行くのに十分です。あなたは自分が一か月間、あるいは一年間、罪を犯さないでいることができると思いますか？　あなたは決して何の悪いこともしていないし、何の悪い言葉も話していないと思いますか？　一分、一秒の間に、正しくない思いを持ち、そのような思いはあなたの両親や妻も知らないものであるかもしれません。あなたがそのような思いを持っているだけで、地獄へ行く資格があります。神は罪を憎まれます。わたしたちがどれほど罪を憎んでも、それは小さな罪に対してさえ神が持っておられる感覚とは比較になりません。たとえ、わたしたちが全世界の罪を感じることができるとしても、一つの虚偽に対して神が持っておられる感覚とは比較になりません。すべての人が罪を犯したことを神は知られたので、神には一つの方法があるだけでした。それは、この世に来て一人の人(イエス・キリスト)と成り、十字架上で人の罪を担うことでした。これは、神がなされた最初の大きなことです。これは神の心を表明しています。同時に、あなたが罪を犯し、主イエスがあなたのために死んでくださったにもかかわらず、あなたはなおも罪を犯すことを、神は知っておられます。ですから。神は聖霊(彼ご自身の霊)をあなたに与え、神はあなたの中に生き、あなたを強めて罪を犯さないようにされます。これは神がなされた第二のことです。これも神の心を表明しています。神はわたしたちに二つの大きな恵みを与えてくださいます。一つは、主イエスを遣わしてわたしたちのために死なせ、わたしたちの罪が赦されることです。もう一つは、聖霊を遣わしてわたしたちの中に住まわせ、わたしたちに罪を犯さない力を持たせることです。